芥川賞を受賞した話題の本書。読んでみようかと図書館の蔵書データを見てみたら、予約待ちがたくさんでした。40人越え。地元出身作家であることも関係しているのかな。私もそれで読んでみたくなったのです。
予約しようかどうしようか悩んでいたところ、掲載雑誌を見つけたので、今回はこちらを借りて読んでみることにしました。
ええ、先日投稿した「心淋し川」と同じパターンです。
狙っていた本
推し、燃ゆ
[rakuten id=”book:20094581″ kw=”推し、燃ゆ 宇佐見 りん”]
借りた本
良かった点
数日で借りられた
単行本は、当時40人くらいの予約がついていました。3冊所蔵されているけれど、きっと3ヶ月は待つと思います。
そんな中、雑誌のことを知れて、調べてみたら貸出し中だったものの予約はついていませんでした。予約したら数日後には手に取れてうれしかったです。
全文掲載だった!
単行本と同じ内容が、予約待ちしなくても読めました。雑誌で読むという選択をして、とても満足の行く点です。
単行本の装丁は見られませんが、予約の皆さんが読み終わってから改めて借りて楽しもうと思います。
選考委員の選評が読める
選評を読めたことで、候補作のことも知れました。候補作からも読みたい本リストに加えました。
ほかの読み物も楽しんだ
借りた目的は「推し、燃ゆ」でしたが、掲載されていたほかの読み物も楽しみました。
特に「わたしのコロナ感染記」という5人の”感染記”は、とても興味深く読ませていただきました。
また、私の趣味の一つであるアイススケートに関する記事「美 第7回 フィギュアスケーターの首」も、3ページながら共感しながら読みました。
残念な点
特にないけど、強いて言えば…
何ヶ月も待たず、全文を読めたことにとても満足しています。
強いて言うなら、単行本の装丁を見られなかったことでしょうか。今後、他の皆さんのレビューなどを見ながら数ヶ月過ごし、図書館の貸出しが落ち着いた頃に単行本を借りて読もうかな、なんて思っています。
まとめ
初めて文藝春秋を手に取りました。読みにくいのでは?新聞紙のような紙質なのかな?などと思っていましたが、読み始めたら全く気にならず、厚い割に軽い雑誌でしたので、苦もなく読み進められました。
結果として、人気の本を掲載雑誌で読む選択肢はアリと思います。
誌面イメージ画像
文面を、著作権切れ文章を使って再現してみました。写っている定規を実際の大きさになるよう拡大縮小していただくと、実際の見た目に近づきます。
紙の色の再現は難しかったです。精進します。
フォントサイズはオール讀物より少し大きいです。行間も適度にあり、読みにくさは感じません。紙の質も悪くなく、透けて見えて読みにくいなんてこともなかったです。
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